
口元が白くなったレオンを見て 認知症の進んだおばあちゃんが「ワンちゃん、歳とったんだね~」と朝から晩まで何十回も繰り返す 近頃ではそんなばあちゃんを気丈に面倒を見ていた じいちゃんまでもが「最近 知らないばあさんが家に泊まってる様だ」と言いはじめた さっきおやつを貰ったばかりなのに すぐ忘れてまたくれるのはありがたいのだが さすがにレオンも少々困惑気味である症状が急激に進行したのを心配した主治医が公立の大病院様へ紹介状を書いてくれ 先日、じいちゃんを連れ立って診察を受けに入った。 午前11時の予約だったので常識として15分前には到着 受付を済ませ待合室で待つ事1時間 外来は火曜日水曜日だけだと言うのにこちらの科は 暇そうで閑散としているのだがいつまで待っても呼ばれる気配がない 何度か目の前を行き来していた太めのドクターが太巻き寿し2本を大事そうに持ってきた かみさんと目を合わせ「まさかこの先生じゃないだろうね」と一抹の不安を覚えた診察室に呼ばれたのは12時40分を過ぎた頃 何の為の11時予約だったのか意味が判らないが公立の大病院様ではよくある事なのかもしれない寿し飯の甘酢臭が漂う 診察室に じいさん かみさん わたしの3人で入るといきなりかみさんが問診表に記入した症状と問題行動について質問を始めた しかも患者本人を前にしてだ 「〇〇〇で何度も同じことを繰り返したり」「〇〇〇で怒りに任せてさわいだことはありませんか」・・・じいさん:そんなことをした覚えはありません。 太巻き先生、何を言い出すのかとあっけにとられていると 今度はかみさんに矛先を向けた いくらなんでも答えられる訳がない ここでようやく わたしとじいさんが待合室に出てかみさんから話を聞くことになった 当たり前だろっ!あなたは最近おかしくなって問題行動をとっていますかと聞かれた本人が「はい、訳が解らなくなって大騒ぎになってます」と答えるだろうか先生様 案の定 待合室で並んで座ったじいさんの口からは 「主治医と家族 この病院の医者 更には世の中全体がグルになって自分を陥れようと企んでいる」 絶対思いどうりにはならないとの固い決意しか出てこなかったその後、診察室に呼ばれひと通りの認知症診断セットをこなし うーんとひと唸りして「少しの間入院して治療してみるか」と切り出した 「入院はしませんっ!」 解りきっていた答えがかえってきた主治医からの紹介状には 脳研 内科 最近の症状などひと通りの資料が添付されていたはずである まずは診察ありきで病状を確かめ 家族の意見も踏まえ今後の治療方針を相談するという順番ではダメなのだろうか 今回の診察後 主治医をかえると言い出し 夕食の準備を手伝うと台所に立ち 朝昼コンビニの弁当をベットの上で食べ 朝昼の薬を一度に飲みはじめた 良かれと思って診察を受けたのだが病状は更に悪化し面倒を見ている家族の心労を思うとやりきれない思いでいっぱいになるせっかくレオンの可愛い画像でエントリーしたのに愚痴こぼしになってしまった、ゴメン

2009.10.28現在、 「絶品ClubDB」では 2006年10月以前の画像リンクにトラブルが生じているようです 順次修復を試みていますが 修正しなければいけないエントリー記事は膨大な為(あと145エントリー) かなりの時間を要すると考えられます
拙、データーベース版を楽しみに訪問くださる皆様には大変申し訳ありませんが ご理解の程宜しくお願い致します