薄曇の日本海、いつものサーファー撮影スポットには早朝から7~8人の濃い面々が入る 仮設桟橋の左に移ってしまったテイクオフポイントは朝日を受ける逆光の為 表情を上手く捉えることが出来ない しかもサンドバーの状態が悪く三角からの広がり早くすぐにスープ状に泡だってしまう 歴戦の強者たちもかなり苦戦していたようだ
しばらく悶々としながらも撮影を続けていたが あとから2人の「オネエちゃん」が参戦し 俄然元気がでてきた クリームのボードでパドリングするショートカットの彼女は中ほどまで漕ぎ出してテイクオフを試みるが むさくるしい男どもでも厳しい状態のためなかなか上手くいかない パープルの彼女は波打ち際の駆け上がりに翻弄され時々ボードを持っていかれては引き戻して果敢に挑戦を繰り返すがパドリングまでも辿り着けないようだ
拙者が泳げてもう少し若かったら 当然手を差し伸べてあげたくなるシーンなのだが 豚骨ラーメンの食べすぎでそれも叶わずファイダー覗きながら「がんばれっ!」と唱える「よしっ!俺が海の楽しさを教えてやるよ」と白馬の王子様になる 気の優しい男はここにはいないのか。・・・おまいら